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わたしのいもうと(絵本)

わたしのいもうと(絵本)  松谷みよ子(文)・味戸ケイコ(絵)

小学4年生で転校しイジメにあい、心を閉ざしてしまった妹の話
を、絵本作家、松谷みよ子さんが書いています。

先日、絵本の読み聞かせ講座というものを聞きに行き、そこで「まちんと」という絵本がとりあげられていた。
原爆にあった女の子が「まちんと、まちんと」といいトマトを欲しがって死んでしまう話です。
「子供に、原爆がいつ、どこでこんな風に落とされて・・・と話すよりも、これを読んだら一発だよ」ということを講師の先生が話していたのだけれど、同じようにイジメを考えさせるには十分な絵本だと思う。
大人が読んでも、考えさせられるもの。
妹をいじめた子は中学生になって高校生になって・・・大人になって子供を産んで、いじめた子のことを思い出してくれるのでしょうか?自分の子がイジメにあったら?そんな不安を抱える親御さんはいっぱいいると思うのだけれど。
障害児をきょうだいに持つ家の娘たち、大丈夫かな~と不安を抱える私もそんなひとりだったりします。

実はこの本。旦那に頼まれて図書館に借りに行きました。
普段読書をしない旦那さま。(でも、子供の読み聞かせはしてくれるよ)
イジメの遺書のことが問題になっている今、ネットで見つけた様子。
図書館で探したのだけれど、無くて職員に聞いてみると、閉庫図書になっていて出してありませんでした。
「閉庫図書ってなんですか?」「古い本や入りきらない本をいれてあるんです」
とってもいい本だと思うんだけど、なんでそんな所にしまってあるのよ?
と、今度行ったとき、目安箱にご意見しようと思ったのでした。
by starfishegg | 2006-10-11 12:34 |